Kidzacare Saga

インタビュー動画
社会福祉法人敬愛会 特別養護老人ホーム
シルバーケア吉野ヶ里
介護長・介護福祉士 井本緑さん
介護長・介護福祉士 井本 緑さん

Q.子どものころ「介護の仕事」というとどんなイメージを持っていましたか

介護の仕事はなんとなく、おじいちゃん、おばあちゃんのお世話をするというイメージを持っていました。今はお年寄りと暮らしたり、話をしたことがない子どももいると思いますが、私は祖父も一緒に暮らしていたので、お年寄りは身近な存在でした。
小学校の高学年や中学生のときには、ボランティアで高齢者福祉施設に行く機会がありました。そこで介護士さんたちがどのような仕事をしているのか見ていましたね。

Q.なぜこの仕事を選びましたか

小・中学生のときに高齢者福祉施設にボランティアに行ったのが、介護福祉士を目指すきっかけの1つになりました。お年寄りと話をしたり、歌ったり、踊ったりしましたが、そのときにお年寄りが「ありがとう」と言って笑顔になったり、顔を見せるだけでも喜んでくれました。それが、私も嬉しかったですし、高齢者福祉施設に行くのが「楽しい」と思うようになりました。
今は高齢化社会です。ご家族が仕事をしながら、家で介護をするのは大変だと思います。それで人の助けになりたいと思いましたし、介護福祉士は社会の中で人の役に立つ仕事ではないかなと思って介護の道に進みました。

Q.介護福祉士のお仕事の内容を教えてください。

介護福祉士はお年寄りの生活のお手伝いをする仕事です。すべてを手助けするのではなく、その方が出来ない部分を手伝います。就職先としては高齢者福祉施設や障がい者支援施設などがあります。
私は今、特別養護老人ホームに勤務していますが、日中、夜間、早朝、夕方とほかの職員と交替で働いています。入居者が朝起きるところから寝るまで、寝ている間も見守りや、体を動かせない人の寝返りを助けたり、食事や入浴などを手助けしています。また、介助だけではなく、入居者やそのご家族の気持ちに寄り添い、その方の生活が快適で居心地が良くなるように環境を整えます。
介護福祉士の仕事は、その方の生きる意欲を引き出し、ご本人やそのご家族までも笑顔にすることができる素敵な仕事です。

お仕事で印象に残ったエピソードを教えてください。

たくさん入居者やその家族の方とかかわってきましたから、いろんな印象的なエピソードがありますよ。
以前、入居者全員の願いごとを叶えるという取り組みをしました。その中で男性の入居者には「奥様と一緒にご飯を食べに行きたい」と願いがありました。でも体の状態がよくなかったので、外食は無理でした。そこで奥さんと食事した思い出の店を細かく聞き取って、施設内に再現し、思い出の料理を作りました。ご夫婦の結婚50周年記念の年でもあったのでお祝いもしました。スーツを着てもらって、テーブルにはクロスを引いて花を飾って、本当に外食したと思えるような環境づくりをして、とても喜んでくれました。

Q.お仕事で心掛けていることはなんですか。

人生の最期になるかもしれない時間に、介護福祉士はかかわらせてもらっています。私たちのかかわり方次第で、その方の生活が良くもなるし、悪くもなりますから、入居者が楽しく、居心地よく、安全に安心して過ごしてもらうことをいつも考えています。
仕事が忙しくて、私自身の気持ちに余裕がなくなるともありますが、その人が何を望んでいるのかを聞いたり、言葉や心の中に思っていることを感じられるように、じっくり話を聞いて、一人一人に寄り添うように心がけています。それが結果として、「ありがとう」という言葉がもらえたときは嬉しいですね。

小中学生へのみなさんへ、保護者のみなさんへ

今までの生活や好きなこと、嫌いなこと、昔のこともコミュニケーションの中で知ることが出来て、まるで家族のような信頼関係が築かれていきます。大変な仕事だと思うかもしれませんが、私たちが入居者のことを一生懸命に考えることで、その方が笑顔になったり、ご家族からも「ありがとう」と感謝の言葉をもらうことが出来る介護福祉士の仕事はやりがいがあります。だから、この仕事を続けていられると思います。